疲労と回復
一昔前までは運動したことで発生する「乳酸」が疲労の原因と言われていました。しかし2008年の国際疲労学会における近藤一博教授の論文により常識が一変します。
人間が活動する時に大量の酸素を使う代償として活性酸素が発生します。この活性酸素が細胞にダメージを与える時に出る副産物FF(ファティーグファクター)が疲労の真の原因であることが分かったのです。
一方でFFが発生すると、それに対応する様に疲労回復物質であるFR(ファティーグリカバー)が発生し、活性酸素で傷ついた細胞の修復を促進します。年齢を重ねたり、体力の低下によりこのFRの対応が遅くなると、いわゆる「疲れが抜けにくい」状態になるのです。
疲労回復の細胞修復に最も効果的なのは「睡眠」です。また近年鶏むね肉に多く含まれるイミダドールジペプチドという物質が抗酸化作用が高く、疲労回復の効果が高いことが分かってきました。疲れが取れない時に鶏むね肉を食事に取り入れてみるのも、これからの猛暑を乗り切るのにいい方法かもしれません。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや