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睡眠負債


多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだやの睡眠負債

 先日NHKスペシャルで「睡眠負債」なるものを取り上げていました。

 これはわずかな睡眠不足の積み重ね(負債)が、脳の機能低下や免疫力の低下につながりがんのリスクも高まる。それを解消するにはたまにしっかりと長い睡眠をとり、「睡眠負債」を返済する事

 といった誠にごもっともな意見なのですが、大きな疑問点が2つ。

 まず一つ目は「睡眠の質」について全く考慮されていない点です。例えば「睡眠時無呼吸症候群」の方は睡眠時に呼吸が度々止まることで睡眠の質が非常に悪くなります。するといくら長時間寝たところで疲労回復につながらず、日中も常に眠くなることが多々あります。睡眠の「時間」だけを取り上げて「質」について触れないというのは、X軸上だけで2次方程式を解けと言っているようなもので、片手落ちと言わざるを得ません。

もう一点はノンレム睡眠とレム睡眠の切り替わり周期(90分前後)についての要素が入っていないです。例えば切り替わり周期90分の人が、入眠後6時間で起きればちょうど「レム睡眠」の時に起きるため気持ちよく起きられますが、入眠後7時間後に起きるとすると眠りの深い「ノンレム睡眠」の時に起きることになるため非常に不快な寝覚めとなります。つまりいちがいに「睡眠時間」だけの問題ではないのです。

 睡眠不足が様々な体の不調につながるという点に対しては異論はありませんが、もう少し違う観点からもアプローチする必要がある内容ではないでしょうか。

           多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや

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