日野原重明先生
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が、18日 午前6時33分、呼吸不全のため105歳でお亡くなりになりました。
私は朝日新聞の土曜版「be」に連載されていた日野原先生のコラムを毎週楽しみにしていたのですが、ここのところ連載がお休みでお体の調子が悪いのかなとは思っていた矢先の訃報でした。
日野原先生のエピソードの中で、私が感銘を受けたものが二つあります。
一つ目は、よど号ハイジャック事件に遭遇し、幸運にも無事解放された際、「これからの人生は与えられたものだ。誰かのために使うべきだ」と感じ、まさにその通りの活動を105歳まで真摯に続けてこられたこと。
もう一点は、東京大空襲の際に満足な医療が提供できなかった経験から、大災害や戦争などで大量の被災者が出た場合に対応できるため、いざとなれば患者受け入れスペースとして使える広大なロビーや礼拝堂を備えた新病棟を建設し、それが実際に「地下鉄サリン事件」の時に役立ったことです。
良心や信念をもって仕事をすることの大切さを日野原先生は教えてくれました。ご冥福をお祈り申し上げます。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや